エリザベス・ハーグレイブ(Elizabeth Hargrave)
1~5人 40~70分 10歳~
ゲーム概要
自分の鳥類園に様々な鳥を集め、目的カードの目的達成や鳥カード、卵などを増やすことで得点を得ていくゲームです。
プレイヤーは研究者、野鳥観察者、鳥類学者といった鳥類愛好家です。自身の管理する鳥獣保護区に鳥を呼び寄せ、多くの種を見つけましょう!
生息する種が増えるほど、生態系は複雑になり、強力な能力が連鎖していくことになります。
森林、草原、湿地の3つの生息地は、それぞれの保護区の拡大にとって重要な役割を果たします。
- シンプルなルールで手番にやることはわかりやすい
- カード枚数がたくさんあり、鳥の能力、種類が多彩
- 卵、エサダイス、ダイスタワー、美しい鳥カードなどのコンポーネントが充実
- 目的カードや鳥の能力で、テキストを読んで先の展開を考える必要がある
- 最後は卵をポコポコ産んで点を稼ぐ展開になりがち(基本セットの場合)

自分の番にできることは基本的に以下の4つのアクションのうちいずれかです。
- 鳥カードの配置
- エサの獲得
- 卵の獲得
- 鳥カードの獲得
鳥カードには卵を保持できる数や、翼長(ウイングスパン)、得点、さらにカード起動時の効果などが書かれていおり、場に配置することで効果を発揮します(能力をもっていない鳥もいます)。
カードの効果としては、条件を満たすとエサが追加でもらえたり、卵を追加で産んだり、群れを増やしたり、他の鳥を捕食するといった能力があります。
そのため、鳥を増やすほど発揮できる能力が増えますが、このゲームでは毎ラウンドのアクション回数が1つづつ減っていくというシステムになっています。

また、鳥は森林、草原、水辺のいずれか配置できる場所が決まっており、それも考えどころです。
終了と勝利条件
- 4ラウンドが終了する
- 4ラウンド終了時に、もっとも得点を得る

ゲームレビュー
ゲームの基本的な流れとしては、エサを集めたり、場に出した鳥に卵を産ませたりすることで、さらに次の鳥を呼んで増やしていくという感じになります。
ドイツ年間ゲーム大賞のエキスパート部門を受賞していますが、手番で行うことは比較的シンプルでわかりやすいですね。
我が家は動物好きばかりというのもありますが、鳥カードを集めていくだけでも楽しいです。
カードの能力も、それぞれの鳥の特徴をゲームシステムに落とし込んでおり、群れをつくる鳥やたくさん卵を産む鳥、住処や巣の形状・・・
鳥の能力を重視してしまうと、目的カードの方がおろそかになってしまったり、毎ラウンドの目標達成が難しかったりとゆるめですがジレンマもあります。

なんとなくな感覚ですが、あまりギリギリとした展開のゲームにならないので、自分周辺の女性の方にも評判がいい気がします。
反対に、カッチリとしたゲーム展開を求める人には合わない面があるかもしれません。
基本セットのみの場合、最後の数ラウンドでは卵を産むのが点数を稼ぎやすい手段となるため、卵をどんどん産む展開になりがちですが、拡張セットの「ウイングスパン 大洋の翼」の個人ボードに変更すると、産卵のバランスが改善されます。

家族と友人の感想

セットアップが若干あるけど、やっぱり鳥を集めていくのが楽しいですね。我が家は木製のオーガナイザーを入れています。オーガナイザーなしでも、ダイスタワーとなる巣箱などは厚紙製でしっかりしています。エサトークンも買おうかな・・・

前半はエサ、後半は卵争奪戦になるから、結構疲れる。
けど鳥が可愛いからよし・・・肉食の鳥で、小さい鳥は狩りをして食べちゃうけど。
いや!戦略だよ!・・・

ゲーム情報
ゲームデザイン | エリザベス・ハーグレイブ(Elizabeth Hargrave) |
アートワーク | アナ・マリア・マルティネス・ジャラミロ(Ana Maria Martinez Jaramillo) ナタリア・ロハス(Natalia Rojas) ベス・ソーベル(Beth Sobel) |
制作/販売 | ストーンメイヤー・ゲームズ(Stonemaier Games) アークライト(ArclightGames) |
受賞歴など | 2019年ドイツ年間ゲーム大賞 エキスパート部門大賞 2019年ドイツゲーム賞受賞 |
ゲーム名 | ウイングスパン |
原 題 | WINGSPAN |
プレイ人数 | 1~5人 |
対象年令 | 10歳~ |
プレイ時間 | 40~70分 |
参考価格(¥) | 6,000円 |
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