野澤邦仁(原案)
橋本淳志
2~5人 20分 8歳以上
ゲーム概要
伝統ゲームの「ごいた」のルールをベースにして、シンプルに2人からでも遊べるようにデザインされており、36枚の数字牌と2枚の奥義牌を使って、攻めと受けを行いながら牌を出し切るゲームです。
- シンプルルールながら、対戦相手との駆け引きが面白い
- 短時間で手軽に遊べる
- 「ごいた」のように2対2のチーム戦ができる
- 若干価格が高め(カードでなく専用牌でつくってあるのでしょうがないですが)
- 数字のデザインがちょっと見にくい

各プレイヤーは参加人数によって決められた数の牌をとって、スタートプレイヤーから「攻め」の牌を出します。
時計回りで「攻め」に対して「受け」を行うかを決めていき、「受け」たプレイヤーが次の攻め手になります。
「受け」を行うには、「攻め」で出された数字牌を出すことで受けることができます。
受けができる牌を持っていないか、あえて受けない場合は「パス」を宣言して次のプレイヤーに順番を回します。

もし「攻め」を行ったプレイヤーまで誰も受けきれなかった場合は、「攻め」プレイヤーはボーナスとして裏返しの牌を1枚出して手牌を減らすことができ、さらに「攻め」を継続することができます。
数字牌は「ドメモ」というゲームのように、全牌の中で1は1枚、2は2枚…8は8枚という数しか入っていません。
そのため、1で攻めると特別な牌を除き、だれも「受け」られないということになります。
2枚、特別な手牌があり、タイガー奥義牌は偶数の2、4、6、8の数字を、ドラゴン奥義牌は奇数の1、3、5、7の数字を受けることができる牌となっています。

タイガー奥義牌、ドラゴン奥義牌とも「攻め」にも使えますが、タイガーは偶数、ドラゴンは奇数の牌であればどの数字にでも受けられてしまうので、「攻め」るには弱く「受け」で最強の牌となります。
アガリ牌によって点数が異なり、選んだ戦場カードに書かれた計算にしたがって得点チップをもらえます。
終了と勝利条件
- 誰かが手牌をすべて出し切る
- 得点チップを10枚集める
ゲームレビュー
2人と4人で遊んでみましたが、ルール説明は簡単にできて、やってみるとすぐ理解できます。
勝てる数字牌の見極めが重要になりますので、手牌と場に出ている牌、さらには裏向きのままゲームから除外されている余った牌を推測して遊びます。

「攻め」「受け」のゲーム「ごいた」の要素と、数字ごとに決まった枚数があるので、どの牌が通るのかを予想して攻めていく点が、よく考えられたゲームだと思います。
既存のシステムを組み合わせたかたちになりますが、戦場カードによって得点のバリエーションを生んでいて、「1000回遊べる」のキャッチコピー通り何度も遊ぶことができる良ゲーです。

家族と友人の感想

連続攻撃で無双したときが凄い面白い。みんなの手札を予想してボーナス点を狙って攻撃を考えるのが楽しい。

なかなか牌を出せないときでも、うまくはまれば連続で怒涛のように牌を出し続けることができると気持ちいいですね!皆がパスするとボーナス点になるのも、うまいシステムです。プレミア価格気味なので、購入を考える際は注意してください。

相手の出す牌をみて色々考えないと勝てないけど、まだまだ勝ち筋がわからない感じ。何度もやりたいな。

ゲーム情報
ゲームデザイン | 野澤邦仁(原案) 橋本淳志 |
アートワーク | 佐々木隼 小松崎里恵 |
制作/販売 | アークライト(ArclightGames) |
受賞歴など | ― |
ゲーム名 | タイガー&ドラゴン(TIGER&DRAGON) |
原 題 | ― |
プレイ人数 | 2~5人 |
対象年令 | 8歳~ |
プレイ時間 | 20分 |
参考価格(¥) | 3,850円 |
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