エルヴェ・マルリー(Hervé Marly)
2~6人 20分 10歳~
ゲーム概要
花とドクロのディスクで勝負を挑む、退くか進むか、それが悩ましくも楽しいゲームです。
他のプレイヤーと駆け引きをしながら、外れディスク(ドクロ)を引かないように、宣言した枚数の当たりディスク(花)を引き当てるブラフゲームです。
- 手札、場の状況による心理戦(だまし合い・ブラフ)
- 脱落ありの駆け引き、相互作用
- 箱がコンパクト、セットアップも簡単
- 騙し合いの要素あり
- 脱落する要素あり
花3枚とドクロ1枚のディスクカード4枚を使って、各プレイヤーは自分の山札を積んでいきます。
どこかの時点でプレイヤーはディスクをめくる枚数を宣言し、「チャレンジ」を仕掛けることができます。
「チャレンジ」が始まると、チャレンジを宣言したプレイヤーが言っためくる枚数より大きい数字を宣言するか、パスするかを選びます。
「チャレンジ2!」が宣言されている場合、チャレンジ3以上を宣言するか、パスするかどちらかの選択になります。
一人を除いてチャレンジがパスされると、最後にチャレンジを宣言したプレイヤーが、まずは自分が積んだ札を、次に皆の山札を好きな順番で開いていき、宣言した枚数の花をめくり切るとチャレンジ成功です。

チャレンジが2回成功すると勝利となりますが、もし失敗した場合は自分の札の内からランダムで1枚抜かれます。
旧版は「髑髏と薔薇(Skull & Roses)」という名前で販売されていました。
終了と勝利条件
- 誰かがチャレンジを2回成功させる
- チャレンジに失敗し札が0枚になる(そのプレイヤーは脱落)
- チャレンジを2回成功させる(宣言した枚数だけ、ドクロを引かずに花を引き当てる)
- 自分以外のプレイヤーがすべて脱落する
ゲームレビュー
ルールは簡単ですが、相手の状況も見ながら勝負をかけていくスリルがたまらないゲームです。
チャレンジを見越して、またはトラップをしかけることを狙ってどこまで自分の山札を積むのか、また自分の勝負所をどこに定めるのか…短時間で濃密な心理戦が楽しめます。
たった2回チャレンジを成功させれば良いのですが、チャレンジを仕掛けない限りは勝負には勝てません。
一緒にプレイするプレイヤーの性格がよくわかる、ブラフゲームでは傑作・定番の一つだと思います。
騙し合い(ブラフ)ゲームが苦手な人も、一度はプレイしてみてほしいですね。
ディスクのアートワークも独特ですが好きなデザインです。

家族の感想

チャレンジに勝負をかけるのが楽しい。
心理戦であったり、ゲームならではのギャンブル性の要素が面白い。

チャレンジをかけるときがドキドキするけど、勝てると楽しい。(14歳時)

チャレンジでドキドキする所は楽しいけど、自分から勝負するのは苦手かな。(11歳時)

ちゃーさんは負けてもいいからと、どんどんチャレンジをかけてきて勝負を挑んでくるタイプです。
えにちこは慎重ですが、ここぞというところで意外なチャレンジしてきます。
自分は慎重派ですが、このゲームをやると皆の性格違いがよく判ります…

ゲーム情報
ゲームデザイン | Hervé Marly (エルヴェ・マルリー) |
アートワーク | トーマス ヴァーチクス(Thomas Vuarchex) |
制作/販売 | Lui-même (ルイミェム, フランス) ホビージャパン(HobbyJAPAN) |
受賞歴など | 2011年フランスゲーム大賞受賞 |
ゲーム名 | スカル |
原 題 | SKULL |
プレイ人数 | 2~6人 |
対象年令 | 14歳以上 |
プレイ時間 | 20分 |
参考価格(¥) | 2,400円 |
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