与儀 新一(Shinichi Yogi)
2~4人 30分 10歳以上
ゲーム概要
戦国武将となって3つのサイコロと切り札となる軍略カードを使って、多くの城(地域)で勝利を収めるゲームです。
- サイコロをふって、配置と割り振りを考えるシンプルさ
- 援軍システムでの連鎖が先読みの戦術を生む
- サイコロ運に左右される面もある(システム上しょうがない)
11のエリアに区分された日本全国を舞台に、各エリアにランダムに城を配置します。
城には2~12の番号が振られており、このエリアでの合戦勝利するとその点数がもらえます。

まずは進軍フェイズを行い、その後に合戦フェイズを行って、城の数字合計が最も多いプレイヤーの勝利となります。
進軍フェイズでは、自分の手番で3個のサイコロを振るか、軍略カードを選ぶかのどちらかを行います。
サイコロを振る場合、振ったサイコロのうち2つを組合わせて2~12の数値とし、それが城番号を表します。
残った1個のサイコロが、自軍の兵コマをどれだけ派遣するかの数となり、出目が1,2ならば1軍団、3,4ならば2軍団、5,6ならば3軍団となります。

全員の手元にある兵コマがすべてなくなると進軍フェイズが終了となり、合戦フェイズに移ります。
合戦フェイズでは、数字の小さな城から合戦結果を解決していきます。
その城に配置しているコマ数が最も多いプレイヤーが勝利したことになり、そのプレイヤーは隣接するエリアに自分のコマが1つでもあれば、そこに援軍コマを1つか2つ派遣することができます。
このため、勝利を収めたエリアから、うまく連鎖させて勝利していくと、次のエリアにも援軍を送れたりします。

終了と勝利条件
- すべてのエリアで合戦が終了し、合戦フェイズが終了したとき
- 終了時、獲得した城チップの数字計が最も大きい
ゲームレビュー
自分の軍団数は限られており、どのエリアにどれだけの軍を派遣するのか、サイコロのランダム性に翻弄されながら最適解を見つけ出していくのが楽しいです。

援軍システムが素晴らしく、勝利を収めたエリアから隣接するエリアへと援軍を送れるので、それを見越した軍団配置を考えるのが面白いですね。
ここぞというときに使う軍略も派手さはないものの、戦術のカギとなることもあって、まさに切り札的に働くのが楽しいです。

家族と友人の感想

短めの時間で遊べ、運と戦術のバランスがうまくとられた好ゲームです。多数の不確定要素がありつつも頭を悩ませて決断した戦国武将の気持ちがわかるかも!?

援軍の意味が分かってきた。
ああ、そこに援軍送らないでぇ!

ゲーム情報
ゲームデザイン | 与儀 新一(Shinichi Yogi) |
アートワーク | 影山 徹(Toru Kageyama) |
制作/販売 | ホビージャパン(HobbyJAPAN)) |
受賞歴など | ゲームマーケット2018 大賞 |
ゲーム名 | 天下鳴動 |
原 題 | Rumble Nation(英題表記) |
プレイ人数 | 2~4人 |
対象年令 | 10歳~ |
プレイ時間 | 30分 |
参考価格(¥) | 2,860円 |
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