Kai Haferkamp(カイ・ハーファーカンプ)
2~4人 30分 5歳~
ゲーム概要
おとぎ話が失われたおとぎの国を救うため、悪い王様が戻ってくるまでに、全員で協力して2つに分かれたおとぎ話の絵を集めて脱出するゲームです。
- 5歳から遊べる協力ゲーム
- 悪い王様がやってくるまでに脱出するドキドキ感
- おとぎ話の断片を集めるという優しいテーマ
- 低年齢向けなので、難易度はそこそこ
おとぎ話を愛する平和な国に、悪い王様がやってきて国中のおとぎ話の本を燃やしてしまいました。
最後の1冊をバラバラにして庭に捨ててしまうと、国中の草木が枯れてしまい、人々はすっかりおとぎ話を忘れてしまいました。

ですが、おとぎ話を忘れていない子どもたちは、王様の目を盗んで庭園に忍び込み、おとぎ話を取り戻そうと奮闘するのでした...というテーマです。

ゲームの箱におとぎ話の絵が描かれたタイル、その上に茶色の草原タイルを置きます。

あらかじめ3つのおとぎ話タイルが見えるようになっており、草原タイルをスライドさせることで、2つの絵がつながるようにタイルを探していきます。

自分の番がきたら、タイルを2つまでスライドさせて、見事に絵を完成させたら、その物語のページを受け取り、また茶色の草原を緑の草原に変える(ひっくり返す)ことができます。
もし自分のコマの周りに緑の草原タイルがある場合は、1マスだけ移動することができます。
また、2つの草原をスライドすることができなかった場合は、悪い王様を1マス進め、草原タイルを緑にすることはできませんが、緑の草原がある場合は自分のコマを1マス進めることはできます。

こうして、終了条件まで手番を繰り返していき、3ついずれかの結末が決まるまでゲームを行います。
終了と勝利条件
- 子どもたち全員がお城から脱出するまでに、王様が扉にたどり着く(失敗)
- 子どもたち全員がお城から脱出する(グッドエンディング)
- すべてのおとぎ話を見つけ、全員が脱出する(ベストエンディング)
- 全員が脱出する(できればすべてのおとぎ話を見つける)

ゲームレビュー
低年齢向けですが、プレイヤーみんなでしっかり協力しておとぎ話を探し集めることができ、大人も子どもも真剣に遊べるのが楽しいです。

有名なグリム童話の絵柄を集めながら、「あれ、どこかで見たよね?」「多分この辺に...」「緑の草原をこうやってつなげていこう!」と、ゲームをクリアするために自然にコミュニケーションをとれるシステムデザインが見事です。

おとぎ話タイルの記憶、草原タイルのスライドのさせ方を考えるパズル要素、脱出までのリミットの見極めなど各プレイヤーが得意な分野を発揮することで楽しく協力して遊べます。
また、5歳くらいから楽しめるのがいいですね。
家族と友人の感想

テーマとゲームの内容が合致しており、また記憶系のゲームで大人と子どもが一緒になって協力できる素晴らしいシステムです。難易度は易しめに調整されてはいますが、失敗することもあり、ハラハラドキドキできます。

ゲーム情報
ゲームデザイン | Kai Haferkamp(カイ・ハーファーカンプ) |
アートワーク | ― |
制作/販売 | セレクタ(Selecta Spielzeug) |
受賞歴など | ― |
ゲーム名 | メルヘン王国を救え! |
原 題 | Rettet den Märchenschatz! |
プレイ人数 | 2~4人 |
対象年令 | 5歳~ |
プレイ時間 | 30分 |
参考価格(¥) | 6,500円 |
コメント