Jeffrey D. Allers(ジェフリー・アラーズ)
2~5人 20分 8歳~
ゲーム概要
ホール状に円にならべた色々なケーキを、プレイヤー分だけ切り分け、ほしい種類のケーキやホイップを取り合うゲームです。
- 他の状況を見ながら、どのケーキを取るかが悩ましい
- 状況により、食べるか取り置くかが悩ましい
- 可愛い見た目ながら、シビアなピースの奪い合い
11枚のピースを使って、丸いホールケーキをつくります。

取り分け役になった人は、人数分のかたまりになるようにケーキ(ピース)を取り分けます(2人の場合は4つ)。
取り分けが終わったら、取り分け役の次の手番になる人から、順番に取り分けたピースのかたまりをとっていきます。

ピースをとったときにできることは2つあり、その場でそのピースを食べてしまうか、取り置いておくかの2択です。
取り置いたあとでケーキを食べることもできますが、その場合はケーキを取ることはできません。
ケーキを食べると、最終的にピースに描かれているホイップクリーム(白いクリームの絵)の数だけ得点になります。

各プレイヤーがケーキを取り終わったら、また同じように丸くなるようにケーキを並べ、取り分け役を次の人に変えてゲームを続けます。
こうして、5回のケーキ取り分けがおわると、ゲーム終了です。

ゲーム終了時に、もっとも同じ種類のピースを持っているプレイヤーは、そのピースに描かれている数字を獲得します。
11のチョコであれば、11点をもらえます。
また、2人以上が同枚数をもっている場合は、同枚数のプレイヤーすべてに書かれている点数が入ります。
さらに、食べたピースのホイップを合計し、得点とします。
終了と勝利条件
- 全てのケーキの分配が終わる(5セット分)
- ゲーム終了時、最も得点が高い
ゲームレビュー
ルールはシンプル、見た目もきれいで美味しそう、というゲームです...が、実態はシビアな切り分け計算合戦というゲームですね。
自分が集めているケーキのピースはしっかり確保したい、だけれど他のプレイヤーにはこっちのピースを渡したくない...などと考えながら切り分けをしていく必要があります。
ホイップクリームだけを集めていても勝てず、同じ種類のピースを集めていく必要がありますが、運と他のプレイヤーの思惑とが交じり合って思うようにいかないのが楽しいです。

ピースに書かれた数字分だけピースがありますので、得点が高いピースは、より多くのピースを集める必要があります。
なのですが、ゲーム開始時に2枚のピースが除外されるので、必ずしもすべてのピースが出るかどうかはわからないのもキモですね。
数字が3のモンブランなんかは、2枚集めるだけで確実に勝利となりますが、点数の高いチョコケーキなどは枚数もあるので、簡単には独占できないワケです。
切り分けた人の次からケーキを取っていくので、最後に残ったピースは自分が引き取ることになります。
そのため、他のプレイヤーが欲しいであろうケーキと、自分が欲しいケーキをうまくバランスさせながら切り分けるのがとても悩ましく、一緒にプレイした人は皆、悶絶しながら切り分けていきます!
家族と友人の感想

皆さんのレビューやゲーム紹介を見てシンプルな奪い合いになるだろうなーと思っていましたので、買うのをためらっていたのですが、ナゴリーも小学生になったので買ってみました。やっぱりシビアなゲーム性ではありますが、ファミリーゲームとしても楽しめますね。外箱のサイズも小さくて手軽なのもいい。
ゲーム情報
ゲームデザイン | Jeffrey D. Allers(ジェフリー・アラーズ) |
アートワーク | Harald Lieske(ハラルド・リースケ) |
制作/販売 | Winning Moves Germany ニューゲームズオーダー |
受賞歴など | ― |
ゲーム名 | もっとホイップを! |
原 題 | Piece o’ Cake |
プレイ人数 | 2~5人 |
対象年令 | 8歳~ |
プレイ時間 | 20分 |
参考価格(¥) | 1,800円 |
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