Dirk Baumann(ディルク・バウマン)
2~4人 20分 6歳~
ゲーム概要
金属のボールと磁石コマを使い、魔法の印チップを求めて、見えない壁がある迷宮を探索するゲームです。
- ルールが簡単な記憶ゲーム
- 本当に見えない壁があるかのような、ギミックが楽しい
- サイコロや魔法の印の出る場所がランダムで、運の要素も大きめ
自分は小さな魔法使いとなり、迷宮に置かれた魔法の印を集めて回ります。
はじめにゲームの収納箱を利用して、迷宮(ラビリンス)を組み立てます。

迷宮は2重構造になっており、下段の枠に木の壁をたて、そのうえに魔法の印が描かれたボードをのせます。
各プレイヤーは、ボードの4隅に磁石のついたコマをおき、さらにボードを挟み込むようにボード下面に鉄球をとりつけます。

これによって、ボード上からは見えませんが、下段の枠にたてた木の壁にあたると、鉄球が外れてしまうユニークな仕組みになっています。
黒いバックから魔法の印チップをとりだし、それをボード上の同じ印のうえにおきます。
各プレイヤーは、自分の番がまわってきたら1~4の目があるサイコロを振り、出た数だけマスをすすめますが、壁にあたって鉄球が落ちてしまうとスタート地点にもどらなければなりません。
魔法の印までたどり着いたプレイヤーは、魔法の印をもらえ、また新たな魔法の印チップを袋からひいて新たにボードにおきます。
これをくりかえし、だれかが魔法の印を5つあつめるまでつづけます。

終了と勝利条件
- だれかが5つの魔法の印をあつめる
- 5つの魔法の印を集めたひとが勝ち
ゲームレビュー
箱を利用したコンポーネントと、木のコマ、そして磁石をつかったしくみにとてもワクワクさせられるゲームです。
キッズゲーム大賞となっていることからもわかるとおり、年少者向けのサイコロ+記憶ゲームとなっていて、運の要素がありつつも迷路を覚えていくのが面白いですね。
基本的にサイコロゲームになってしまいますので、即座にくりかえし遊ぶには向きませんが、ときどき出してきて遊ぶと、やっぱり楽しいですね。

我が家では年少のころから何度も遊んでいて、箱の上ぶたがボロボロになってしまいましたが、小さなひとが来たときは必ずといって良いほどよく遊んでいますね。
完全に出口のない通路はつくってはいけませんが、見えない壁は毎回差し替えて変更することができるので、リプレイ性はありますよ。
家族と友人の感想

なんといってもコンポーネントがいいですね!チップが置かれる場所によっては、他のプレイヤーのいるすぐそばに置かれてしまったりして、運に左右される面も大きいです。ですが、反対に小さいひとでも十分に勝つチャンスがあるので、そのあたりがよく考えられたゲームですね。さすがキッズゲーム大賞の名作です。また、言語依存はありませんので、ルールが把握できるのであれば、輸入盤でも問題ないですよ。

とうめいのかべに当たっても、またすぐにスタート地点からやり直せるのがいいです。とうめいのかべの迷路を覚えるのが大変かな。

見えない壁に他のプレイヤーがあたるのがシメシメという感じで面白い。そういっていると、覚えていたつもりだった自分も壁に当たったりして...楽しいです。

他のプレイヤーが壁にあたってスタートに戻されるのを、ニヤニヤして見ちゃう。

すぐそばにまほうの印がでるとラッキー!とてもうれしい。何度もしっぱいして、だんだん迷路を覚えていけるのがたのしい。
ゲーム情報
ゲームデザイン | Dirk Baumann(ディルク・バウマン) |
アートワーク | ARVI(アルヴィ) Rolf Vogt(ロルフ・ヴォークト) |
制作/販売 | ドライ マギア (Drei Magier Spiele) |
受賞歴など | 2009年ドイツ年間ゲーム大賞キッズゲーム大賞 |
ゲーム名 | 魔法のラビリンス |
原 題 | Das Magische Labyrinth |
プレイ人数 | 2~4人 |
対象年令 | 6歳~ |
プレイ時間 | 20分 |
参考価格(¥) | 6,000円 |
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