Bruno Cathala(ブルーノ・カタラ)
2~4人 15分 8歳~
ゲーム概要
土地の種類と建物が描かれたドミノタイルを5×5のサイズで並べていき、自分の王国をつくりあげていくゲームです。
- 手番でやることはタイルを選んで配置するだけ
- シンプルながら、次の手番のことも考える悩ましさが楽しい
- タイルを取り合うほどよい駆け引き
- ややタイルの引き運要素が大きめ
最初の手番では、プレイヤーは順番に4つ並んでいるタイルから1枚を選んで、自分の君主コマをタイルに置きます。
次に各プレイヤーは、タイル番号の若い順(タイルの裏面に番号が描かれてている)から、タイルを受け取って自分の城コマにつなげていきます。
タイルを配置したら、すぐに次の4つのタイルから1つを選んでコマを配置します。

タイルはドミノ状に、2つの地形が描かれており、配置するときは、同じ土地(小麦畑は小麦畑、海は海へ)につながるように配置しなければなりません。

なお、城はワイルド地形として取り扱うので、どのような土地でもつなげることができます。

また、自分の王国は5×5のサイズまでの制限があり、5×5のサイズを超える場合はタイルが配置できず、また、土地の種類がつながらない場合も配置できないので、引いたタイルは捨てなければなりません。
こうして、山札のすべてのタイルが引き終わるとゲーム終了です。
王冠マークがある建物とつながった土地が得点となります。

例えば、森林に王冠マークの合計が2コあり、それにつながった森林が5マスあった場合、2×5=10ということで、10点を得られます。
王冠マークが3個あっても、1マスしかなければ3点となるわけです。
終了と勝利条件
- タイルの山札がすべて無くなったとき
- ゲーム終了時、もっとも得点を多く得る
ゲームレビュー
やることは自分の城を起点としてタイルを配置していくだけですが、タイルの番号が価値の重みづけになっており、今手番はイマイチなタイルを選ぶと、次の手番では欲しいタイルを得られるという仕組みがいいですね。
ある程度プレイを重ねると、タイルの組合わせや価値も体感できてきますので、上達していく感じもいいんじゃないでしょうか。
どんなタイルが、どの順番で出てくるかはランダムですので、そこは運任せになりますが、そのおかげで誰でも勝てるチャンスが生まれます。

それほど強くはないですが、相手の欲しいタイルを奪うプレイもできます。
とはいえ、自分の王国も得点を挙げなければなりませんので、ほどよいレベルのインタラクションになっていると思います。

絵柄も牧歌的でかわいらしく、また箱も中箱くらいなので、家族で遊べる軽めのタイル配置ゲームとしておすすめです。
家族と友人の感想

シンプルルールで、短時間で遊べるのが良いですね。運の要素もあるので、ファミリーゲームとしても出番が多いです。

ルールがかんたんで、タイルを並べるだけなのがわかりやすくていいです。欲しいタイルが、うまくとれなくて、上手に置けないとくやしい。

欲しいと思っていたタイルを押さえたと思ったら、つぎにオープンされたタイルがもっと欲しいタイルだったりすると、うぁー!となってしまう。思うようにタイルが置けなくて悩む。
ゲーム情報
ゲームデザイン | Bruno Cathala(ブルーノ・カタラ) |
アートワーク | Cylil Bouquet(シリル・ブーケ) |
制作/販売 | blue orange(ブルーオレンジ) テンデイズゲームズ(Ten days games) |
受賞歴など | ドイツ年間ゲーム大賞2017年大賞受賞 |
ゲーム名 | キングドミノ |
原 題 | Kingdomino |
プレイ人数 | 2~4人 |
対象年令 | 8歳~ |
プレイ時間 | 15分 |
参考価格(¥) | 3,300円 |
コメント