インカの黄金(Incan Gold)【ボードゲーム紹介】

3人

ブルーノ・フェイドゥッティ(Bruno Faidutti)
アラン・ムーン(Alan R. Moon)
3~8人   20分   8歳以上

ゲーム概要

目 的

冒険家となって、罠を避けながら遺跡の奥へと進んでいき、宝石や宝物を得るチキンレースです。
どういうところがチキンレースなのかというと、遺跡を進むことで出現する障害が2枚、同じ種類出てしまうと、冒険家は遺跡から逃げ出して宝石をすべて失ってしまうからです。

ゲームのテーマ

あなたは冒険者仲間とともにインカ時代の神殿の遺跡を探検しています。
目指すは、出土するトルコ石、黒曜石、そして金です!
あなたは真の冒険者としての勇気を示し、恐れを知らずに遺跡の奥へと突き進むのか、あるいはまた、それまでの戦利品をかかえて安全なキャンプに戻るのかを、毎ターン決断しなければなりません。
遺跡の奥に入れば入るほど、危険は増し、無事に生還できる見込みもだんだん減っていきます。
巨大グモ、動き回るミイラ、炎の噴出ワナ、毒ヘビなど、さまざまな障害があなたと仲間を待ち受けているからです。しかし、ひるんでばかりはいられません。
ここには底知れぬ価値をもつ遺物が眠っていると言い伝えられているのです。
恐怖を克服した者だけが、そうした宝を掘り当てることができるのです。
 あなたはどこまで命をかけることができるのしょうか?どれだけ宝を掘り当てれば満足できるのでしょうか。
インカの黄金の埋蔵品があなたを待っています。

(取扱説明書より)

おすすめポイント
  • シンプルなルール、行くか戻るか選ぶだけ
  • 相手や自分の得点を考えつつ、リスクをとるかギャンブル要素
  • 8人までできて、皆でワイワイ楽しめる
  • 多人数でやっても同時に進行していくのでダウンタイムが小さい
要検討ポイント
  • 行くか戻るかの選択のみなので、考える要素は小さめ
  • ギャンブル要素が大きめなので、好き嫌いあるかも

ルールはシンプルで、冒険家(プレイヤー)たちは「進む」か「戻る」かを選択し、その後1枚づつめくられる遺跡に潜っていきます。

「戻る」宣言カードと「進む」宣言カード 裏にしておいて、全プレイヤーで一斉に開いて宣言する

その際に宝石が出れば「進む」を選んだプレイヤー間で山分け、端数の宝石はその場に置いていきます。

また、時折レアな宝物カードも出てきますが、すぐには獲得できません。

宝物カードと道に残してきた宝石は「戻る」を選択すればもらえますが、同じタイミングで「戻る」を選んだプレイヤーと山分けになってしまいます。

さらに、宝物カードは1枚しかないので、一人だけ「戻る」を選択したときしかもらえません。

宝石コマ1点、5点、10点 テントの中に入れておく

さて、もちろんタダで宝石がもらえるわけもなく、ここで登場するのが障害カードです。

ゾンビやヘビ、炎の罠などの障害があり、1枚出ただけでは「予兆」ということで何も起きません。

しかし、予兆で出ているカードの2枚めを引いてしまうと、「進む」を選んでいた冒険家たちは遺跡から逃げ出してそれまでに得た宝石をすべて失ってしまい、ラウンド終了となります。

炎の罠が2枚目ででてしまったので、ここで終了

そのため、ハラハラしながらも、いかに踏ん張って遺跡を進んでいくかが勝負どころとなります。

終了と勝利条件

終了条件
  • 全5ラウンドの遺跡探索が終了したとき
勝利条件
  • 5ラウンド終了後、得点(宝石と宝物)が最も高い

ゲームレビュー

ルールがシンプルで、目的もわかりやすいので、誰でも気軽に遊べる良ゲームですね。

運の要素も大きいため、ギャンブルで勝てることもあり、初めてボードゲームに触れる方ともすぐにプレイできるので、初めてのゲーム会で人数が多い場合はよく持ち出してきて遊んでいます。

値段も手頃な価格で、宝石トークンもそれっぽくできており、ワクワクした冒険心をくすぐる良作です。

進むか戻るかの選択を毎ターン迫られますが、長期の作戦を考えるところは少ないので、何度もプレイするといったタイプのゲームではありませんが、時々遊ぶとやっぱり皆で遊べるシンプルルールなのが良いなー、と思います。

また、言語依存は皆無なので、ルールさえ分かれば日本語版でなくとも問題ありません。

高得点の宝物(遺物)

家族と友人の感想

ホガチョ
ホガチョ

チキンレースだけど、宝石をたくさんとれた時の達成感がすごい。みんなで楽しめるところがいい。

カイチョ
カイチョ

私はチキンハートなので、どこかで早めに見切りをつけて遺跡から脱出しますが、脱出後に宝石が17個とか出るとくやしい~。
まぁ、自分の身長よりも低い段差から落下しても死んでしまう虚弱体質の冒険家よりは、生き延びて明日の栄光をつかむ方がマシだと思いつつ遊ぶのです。
新版では、進むか戻るかを示す探検者カードがコマになっており、プレイアビリティが上がっています。

ちゃーさん
ちゃーさん

選ぶのが2択しかないので、単純だけど周りのプレイヤーとの駆引きだったり、ギャンブルだったりするところが、性格がでておもしろいね。ゲットした宝石はテントに隠しておくので、他のプレイヤーがどれだけ持っているかを覚えておくと、駆け引きの楽しみがより増えていいかな。

ゲーム情報

ゲームデザインブルーノ・フェイドゥッティ(Bruno Faidutti)
アラン・ムーン(Alan R. Moon)
アートワークマサイアス・カトライン(Matthias Catrein)
制作/販売アークライト(ArclightGames)
受賞歴など
ゲーム名インカの黄金
原 題Incan Gold
プレイ人数3~8人
対象年令8歳~
プレイ時間20分
参考価格(¥)3,500円

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