マルセル=アンドレ・カサソラ・メルクル(Marcel-Andre Casasola Merkle)
2~5人 30分 8歳以上
ゲーム概要
磁石のギミックを使って、墓の財宝を狙うトレジャーハンターと、墓の守護者であるキョンシーとの追いかけっこをするゲームです。
- 磁石を使ったギミックが楽しい
- キョンシー役とトレジャーハンター達の非対称競争が楽しい
- ボードデザインの視認性が少し悪い
プレイヤーの一人がキョンシー役となって他のプレイヤーを追いかけ、他のプレイヤーはトレジャーハンターとなり墓の財宝を集めていきます。
ボードは衝立をたてるかたちで、キョンシー側とトレジャーハンター側に分かれて立てたボードを挟むかたちで席につきます。
トレジャーハンターは、トレジャーハンター側ボードの入口マスに各トレジャーハンターコマを配置します。

キョンシーはキョンシー側の棺マスにキョンシーを操作するための大きいキョンシーコマ、トレジャーハンター側のボードの棺マスに小さいキョンシーコマを配置します。
大きなキョンシーのコマは、裏面のキョンシーコマと合わさるようにボードに引っ付けることで、大きなコマを動かすと小さいキョンシーコマも動くというつくりになっています。
トレジャーハンターは5色に分けられた目的カード(財宝カード)を各色1枚づつもらい、これらの財宝をボード上ですべて集めることを目指します。

ボード上でピッタリ財宝の上に止まることができると、それを宣言してどの財宝を得たのか宣言します。(つまりキョンシーに居場所がバレます)
一方、キョンシーはトレジャーハンターをプレイヤー数に応じた規定回数つかまえると勝ちとなります。
トレジャーハンターはトレジャーハンターダイスで、キョンシーはキョンシーダイスを使って移動しますが、トレジャーハンターダイスでキョンシーマークが出ると、一旦横に避けておきます。
ダイスは何度でも振り直せますが、キョンシーダイスが出るたびに脇へ避けていくことになります。
トレジャーハンターはダイスを振るときに、好きなタイミングでリセットを宣言することができ、そうすることでキョンシーマークが出たダイスを取り返すことができます。
ただし、リセットした場合はキョンシーの割込手番となり、キョンシーマーク分だけキョンシーが移動します!

終了と勝利条件
- トレジャーハンターの誰かが5枚の目的カードを達成する
- キョンシーが規定回数トレジャーハンターを捕まえる
- 「トレジャーハンター」5枚の目的カードを達成する
- 「キョンシー」規定回数、トレジャーハンターを捕まえる
ゲームレビュー
なんといっても磁石ギミックが楽しく、トレジャーハンターがキョンシーに捕まるときのカチャッという磁石コマの音がいいですね。
プレイヤー側は、誰かが囮役を買って出るなどして作戦を練るのも楽しいです。

財宝を得るときは、キョンシーから離れた場所で取らないとキョンシーに追いつかれてしまうので、よく考えて立ち回る必要があります。
そういえば、お父さん2人にキョンシー役をやってもらったことがありましたが、作戦を立てながら真剣にハンターたちを追い詰めて行っているのが見ていても楽しかったですね(でもハンターに負けた)。
「呪いのミイラ」というゲームのリメイクになりますが、製造中止になって残念がっていたところ、キョンシーというかたちでリメイクされて販売されたので購入しました。

ボードのデザインはきれいなのですが、通り抜けできない壁と財宝外枠の色が若干見づらいのが勿体ないです。
それほどゲームに支障はないですが、注意して見ないといけないので、またリメイク等される場合は改善して欲しいと思います。
家族と友人の感想

トレジャーハンターダイスのリセット時に高速で迫りくるキョンシーが面白いですね。ハンターのすぐ近くをキョンシーが通り過ぎていくときはドキドキものです。
ゲーム情報
ゲームデザイン | マルセル=アンドレ・カサソラ・メルクル(Marcel-Andre Casasola Merkle) |
アートワーク | ヴィンセント・デュトレ(Vincent Dutrait) 小野 勇樹(Yuuki Ono) |
制作/販売 | 栢龍玩具有限公司(Broadway Toys) ホビーベース イエローサブマリン(HOBBY BASE Yellow Submarine) |
受賞歴など | ― |
ゲーム名 | キョンシー |
原 題 | GANGSI |
プレイ人数 | 2~5人 |
対象年令 | 8歳~ |
プレイ時間 | 30分 |
参考価格(¥) | 3,850円 |
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