Spartaco Albertarelli
2~10人 20~30分 10歳~
ゲーム概要
1枚ずつ配られる札を、自分は見えないように額に掲げて他のプレイヤーの持つ札の数字や態度から、合計値を推理するゲームです。
- 多人数でもワイワイ盛り上がれる
- わかりやすいシンプルルール
- 数字のたし算と、×2の暗算が必要
- ゲーム途中での脱落がある
ゲームがスタートすると、各プレイヤーに1枚づつ手札を配ります。
配られた手札は、裏向きのまま自分の額に掲げて、他のプレイヤーに見えるようにしますが、自分では見えないように持ちます。

手番が回ってきたら、数字を宣言するか、「コヨーテ」を宣言します。
数字を宣言する場合は、必ず前の手番のプレイヤーが宣言した数字よりも大きな数字を宣言しなければなりません。
もし、プレイヤー全員が持っている札の合計値が、前手番のプレイヤーが宣言した数字を超えていると思ったときは、「コヨーテ!」を宣言し、自分を含めた全プレイヤーの手札をオープンにして合計値を出します。
前手番が宣言した数字が、プレイヤーの数字合計を超えている場合、「コヨーテ」宣言は成功となり、前手番のプレイヤーは命をひとつ失います。
前手番が宣言した数字が、プレイヤーの数字合計以下であるか、ピッタリの数字だった場合は「コヨーテ」失敗となって自分の命をひとつ減らします。
こうして命を3つ失ったプレイヤーは、ゲームから脱落となり、最後の一人となるまでゲームを行います。

構成されるカードのうち、特殊な効果を持ったカードもあります。
特殊カードは合計値を2倍にしたり、もっとも高い数字を強制的にゼロに読み替えたりする効果があり、これによって思わぬ効果が生まれます。

終了と勝利条件
- プレイヤーが最後の一人になる
- 脱落せずに最後まで生き残る
ゲームレビュー
テーマとしては、ほぼノンテーマに近く、トランプゲームでのインディアンポーカーと同様のゲームです。
特殊な効果をもったカードがあるのと、持ちやすく見やすい形状のカードやカード裏面に、全部のカード枚数が明示してあるので遊びやすいのがいいですね。

重要なのは、他プレイヤー手札の数字、これまでに出たカードのカウンティング、みんなが宣言する数字からの合計の推測です。
システムとしてはこのようにシンプルですが、このゲームのキモはやっぱり人間同士で遊ぶ、駆け引きが楽しめるところですね。
「あ~それか~、ナルホドナルホド...」「ぬふぅ。ぬふふふ。」「え~!それ言っちゃう!?」といった他のプレイヤーのリアクションも面白く、ひっかけ合戦になっても楽しいです。
価格も安めなので、手に取りやすいのではないでしょうか。
ちょっとしたパーティーゲームとして、一家にひとつあっても良いかと思います!
家族と友人の感想

他のプレイヤーの宣言を参考にして、合計値を考えますが、当然、宣言した人が予想した数字が合っているワケではないので、混乱させられます。あえてギリギリを攻めた数字を宣言したり、実は×2カードを自分が持っていて全然大きな数字であったり...遊べる人数も多いので、お手軽なパーティーゲームとして活躍してくれます。
ゲーム情報
ゲームデザイン | Spartaco Albertarelli |
アートワーク | Angélique Renier Chiara Vercesi タンサンアンドカンパニー(Tansan & Co.) |
制作/販売 | ニューゲームズオーダー(Newgames Order) |
受賞歴など | ― |
ゲーム名 | コヨーテ |
原 題 | COYOTE |
プレイ人数 | 2~10人 |
対象年令 | 10歳~ |
プレイ時間 | 20~30分 |
参考価格(¥) | 1,800円 |
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