Randy Flynn(ランディ・フリン)
1~4人 30~45分 10歳~
ゲーム概要
地形タイルと動物ディスクを選び取りながら、それら2つの要素を組み合わせて、自分だけの自然環境をつくっていくゲームです。
太平洋岸北西部は「カスカディア」とも呼ばれ、西に太平洋を望み、東をロッキー山脈に囲まれた、北アメリカ西部の地理的な地域区分の1つです。
カスカディアで最も調和のとれた生態系を生み出すことを目標に、生息地の広げ方と動物の住まわせ方に注意を払い、自分だけの自然環境を構築しましょう。
(取扱説明書より)
- 地形と動物を使った2つのパズルを組み合わせて楽しめる
- ルールがシンプルで、簡易得点ルールもあり遊びやすい
基本的なルールは、場に4つ並べられている、地形と動物のペアを取っていき、自分のスタート地形タイルを起点に地形をつなげ、動物ディスクを置いていくという流れになります。

地形タイルと動物ディスクは、取られると山から補充していきます。
地形タイルには1~3種の動物アイコンが書かれており、そのアイコンに沿った動物しか置くことができません。

また、地形は必ずしも隣接させる必要はありませんが、つなげていくほど高得点が得られるため、できるだけ地形つなげていくことになります。
また、松ぼっくりのマークが書かれている地形タイルに動物ディスクを置くことができると、松ぼっくり(自然トークン)をもらえます。

もらって自然トークンは、最終得点にもなりますが、消費することで動物ディスクをリセットしたり、好きな組み合わせで地形と動物を取ることにも使えます。
こうして、生息地タイルが山から引けなくなるまで交互に手番を行い、最終得点が高いプレイヤーが勝利となります。
得点計算の詳細は割愛しますが、以下の要素が得点になります。
- 動物得点カード
- 同じ種類の生息地の大きさ
- プレイヤー間での同じ種類の生息地大きさ比較
- 自然トークン数
終了と勝利条件
- 生息地タイルの山札がなくなる(必ず各プレイヤーの20手番で終わる)
- もっとも得点を獲得する
ゲームレビュー
タイル配置を主体に、地形タイルと動物ディスクをできるだけ揃えていくという、2つのパズル要素があるゲームですね。

地形タイルは他のプレイヤーの状況を見ながら、どの地形を主体で集めていくかを考えることになります。
動物ディスクの方は、ゲームごとに変わる動物得点カードによって、どうやって集めていくのかが悩ましいですね。

動物カードによっては、つがいをつくる、一直線に並べる、周囲に同じ動物がいない、といった条件を満たすことで初めて得点になります。
動物カードが毎ゲーム変わることで飽きさせないですし、場に置かれるタイルと動物ディスクもランダムなので、ゲームの都度、悩まされます。

各プレイヤーや引ける地形カードなども公開情報なので、実力差があると強い方が勝つバランスになっていますが、ほどよくランダム性があるので家族でやっても楽しめますね。
後半になって点差がついてきても、大逆転のチャンスはほぼ無いので、一手一手の積み重ねが大切になる気がしています。

ドキドキ・ワクワクの派手な展開は無いですが、ブロックスなどと同様に永く遊べる優良ゲームだと思います。
家族と友人の感想

劇的な駆け引きはありませんが、欠点の少ないゲームだと思います。家族で何度も楽しめそうです。タイルや動物ディスクのつくりもきれいで丁寧なところも、良いですね。動物ディスクは木製になっています。

ゲーム情報
ゲームデザイン | Randy Flynn(ランディ・フリン) |
アートワーク | Beth Sobel(ベス・ソーベル) |
制作/販売 | フラットアウト・ゲームズ(Flatout Games) CMON ケンビル |
受賞歴など | ― |
ゲーム名 | カスカディア |
原 題 | CASCADIA |
プレイ人数 | 1~4人 |
対象年令 | 10歳~ |
プレイ時間 | 30~45分 |
参考価格(¥) | 5,280円 |
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