【おすすめボードゲーム ベスト10】中重量級ゲーム

ベスト10

今回は、中重量級のボードゲームを選びました。

数値は変動するためイメージではありますが、BoardGameGeek(BGG)でのWeightは「1.9~2.5」の辺りになります。

選んだのは、セットアップやルールの理解など、重量級よりも比較的容易ながら、しっかりと考えどころがあるボードゲームというのが多いと思います。

記載の順位は、我が家で遊ぶ回数が多い順序になります。

1位 ドミニオン(DOMINION)

Donald X. Vaccarino(ドナルド・ヴァッカリーノ)
2~4人   30分   8歳~

場にある各種のカードを手に入れ、自分だけのカードで構成した王国(デッキ)をつくり、勝利点を得ていくゲームです。

カードを購入したり、破棄したりを繰り返しながら、トレーディングカードゲームのようにデッキを構築していきます。

ゲームのたびに構成を変えることができる場にある、10種のカードによって毎回ゲームの展開が変わります。

自分のデッキの組み方によって様々な戦術が選べて、デッキを強化していくというベースがありながらも、他のプレイヤーとの駆け引きが楽しめます。

基本版だけでも十分楽しいゲームですが、基本版の発売後も多くの拡張セットが出ており、多彩なカードの追加やルールの拡張がなされています。

我が家では男性向けゲームとして遊んでいるのですが、食わず嫌いかもしれないので、女性でも興味がありそうならやってみようかな...

場の状況によって戦術を考えていかないと勝てませんが、比較的短時間で、何度でも遊びたくなる傑作ゲームです。

2009年ドイツ年間ゲーム大賞受賞。

2位 ウイングスパン(WINGSPAN)

Elizabeth Hargrave(エリザベス・ハーグレイブ)
1~5人   40~70分   10歳~

自分の鳥類園ボードに様々や鳥を呼び寄せ、卵をふやしたり、さらに鳥をふやしたりしていくことで得点を得ていくゲームです。

鳥の能力はある程度のパターンが決まっていますが、巣の形など、モデルとなっている鳥の特性に合わせながらも、同じ鳥がいないという多彩なカードが魅力的です。

単純に鳥が好きで、美麗なカードを自分のボードに集めていくだけでも楽しいのですが、鳥の能力を組み合わせでコンビネーション良く効果がつながっていくと楽しいですね。

他のプレイヤーとのインタラクションは少なめで、若干ソロプレイ気味ですが、隣のプレイヤーが卵を産むと、合わせてこちらも産めたりといった能力をもつ鳥もいます。

鳥集めに夢中になっていると、目的カードをさっぱり達成できなかったりしますので、本気で競い合う場合は手札や場の状況により、何を優先していくのかを判断していかなければなりません。

鳥の能力を使うことでエサがもらえたり、卵をエサに変換出来たり、鳥カードを追加でもらえたりするカードが強い面がありますが、場に出てくるかどうかはランダムです。

見た目は美麗なカードゲームですが、やりこめばそれだけ点数が伸ばせていくので、家族とも友人たちとも何度もじっくり遊びたい方にオススメです。

2019年ドイツ年間ゲーム大賞 エキスパート部門大賞。

3位 クアックサルバー(Die Quacksalber von Quedlinburg) 

Wolfgang Warsch(ヴォルフガング・ヴァルシュ)
2~4人   45分   10歳~

各自がもつ薬袋から、様々な効果がある材料をひいていき、自分の鍋に追加していくことで得点を伸ばしていきます。

どの材料を買って自分の薬袋を構築していくか、また材料をひくときはどこまで我慢してバーストしないように材料チップをひくか。

バッグビルディングとチキンレースの要素があり、自分の手を強くしていきながら、でも油断するとバーストしてしまうドキドキ感が味わえます。

ドイツ年間ゲーム大賞 2018年エキスパート部門受賞。

アブストラクト要素が強いゲームを好む方には合わないかもしれませんが、ゲーム時間も60分足らず、材料チップの効果もゲームごとに変えられますので、何度も遊べる点をオススメします。

4位 世界の七不思議 デュエル(7Wonders:Duel)

Antoine Bauza(アントワーヌ・ボウザ)
2人専用   30分   10歳~

3つの世代にわたって、様々な建造物を建てていき、他の文明よりも発展することで勝利点を得ていくゲームです。

二人専用ですが、短い時間のなかでもジレンマを迫られる場面が多く、また勝利のパターンも複数あるため、どの戦術でいくのか考えまくる濃厚なゲーム時間を過ごせます。

本家の「世界の七不思議」でもそうですが、カード構成を覚えることで、より上達していくので考えて遊んだだけゲームが上手くなっていきます。

また、拡張セットも出ており、基本版だけでは展開が決まりがちになってしまう場においても、他の選択肢が選べるようになるため、拡張を導入することでさらに深みが増すと思います。

二人でじっくりゲームができる環境にいるひとで、テーマが気に入るようでしたらオススメのゲームです。

5位 すきもの

菅沼 正夫(Masao Suganuma)
2~6人   30分   9歳~

茶器の買い付け人となり、毎ラウンド価値が変動していく茶器を売買することによって、お金を稼いでいくのを競うゲームです。

商人が欲しい茶器が提示され、茶器が売られてしまうと価値が下がりますが、1ラウンドが過ぎると茶器の価値がひとつ上がります。

天下の名品になった茶器は高額で買い取ってもらえますが、1品売られると、その時点でその茶器は売れなくなってしまうのが面白い。

同じ茶器でも、購入金額が異なることもあり、売るときに買った値段をよく見るとほとんどもうけが無かったりしてトホホです。

リアルタイムでの目利き勝負が楽しめる、和製ボードゲームです。

我が家では女性陣にも結構人気。

6位 パンデミック(PANDEMIC)

Matt Leacock(マット・リーコック)
2~4人   45分   8歳~

世界中で巻き起こる病原体の蔓延に、プレイヤー全員で一致団結して対抗する協力ゲームです。

カード運もあるにはありますが、爆発的に病原体が広がっていく様子は、まさにパンデミックの状況を表しており、プレイヤーはそれぞれの特性を活かして戦わねばなりません。

4つのワクチンを作成できれば勝利ですが、絶妙なところでアウトになったりして、最後まで気が抜けません。

和気あいあいという雰囲気ではありませんが、皆で協力して難敵に立ち向かう楽しさが味わえる、オススメのゲームです。

7位 世界の七不思議(7WONDERS)

Antoine Bauza(アントワーヌ・ボウザ)
2~7人   30分   10歳~

3つの時代で、それぞれ回ってくる手札の建造物を1枚づつ獲得しながら、自分の文明を発展させて勝利点を得ていくゲームです。

7人まで遊べますし、短時間でしっかりと考えどころがあるので、ボードゲーム(カードゲーム?)したなぁという気になりますね。

各建物の内容や系統を覚えることで、より上手く立ち回れるようになってきますので、何度もボードゲームを遊べるような方にオススメです。

反対に、初回はなんだか分からないうちにあっさり終わって、何度かプレイしないとどうやっていけば勝てるのかが分かりにくいように感じます。何度も遊びましょう。

ドイツ年間ゲーム大賞 2011年エキスパート部門受賞。

いくつか拡張が出ており、それらを入れることでさらに面白い要素が追加されますので、基本ルールが気に入ったら購入するのをオススメします。

8位 モダンアート(MODERN ART)

Reiner Knizia(ライナー・クニツィア)
3~5人   45分   10歳~

プレイヤーは世界各地のギャラリーを担当し、アート作品を競りにかけ、売買することで利益をあげるゲームです。

自分でアートを買い付けるだけでなく、上手に価格設定をして自分の手札にあるアートを競売にかけられるのも面白い。

ボードゲーム界でのメジャーな競りゲームの一つですね。

具体的な価格を設定して競り合いを行うので、対象年齢は10歳から、また3人以上が必要となりますが、様々な競りの要素が詰まった傑作です。

競りの要素があるゲームを楽しんでみたいならば、是非、オススメします。

9位 エルドラドを探して(The Quest for El Dorado)

Reiner Knizia(ライナー・クニツィア)
2~4人   45分   10歳~

手札(デッキ)を使って、黄金郷を求めて秘境を走り抜けていくレース要素のあるゲームです。

デッキは市場にあるカードを購入して(船長とか何でも屋とかを雇って)、徐々に充実していきます。

私が初回プレイしたときは、デッキ構築に重きを置きすぎて、逃げ切られて負けてしまいましたので、マップや他のプレイヤー状況を見ながら進めないといけませんね。

6角マス(ヘックス)を使ったマップも組み合わせ式で、毎回ゲームごとに組み合わせを変えられますので、何度も楽しめます。

若干、地味目な感じは受けますが、優等生的にまとまった優良ゲームとしてオススメです。

我が家でも、もっとやり込んでいきたいです。

10位 アグリコラ ファミリーバージョン(Agricola: Family Edition)

Uwe Rosenberg(ウヴェ・ローゼンベルク)
1~4人   45分   8歳~

中世の農業をテーマにして、ワーカーを使って小麦を増やしたり、牧場を作って動物を増やしたりして点数を得ていくゲームの簡易バージョンです。

簡易とはいえ、しっかり遊べるので中重量級になりますね。

本家のアグリコラのような職業カードはありませんが、進歩カードや序盤の苦しい食料事情などの要素はあって、シンプルに洗練されたゲームになっています。

シンプルゆえに、勝ち筋を見極めるのも分りやすいとは言えますが、小学生でも遊べるアグリコラの入門編といってもいいです。

1時間たらずで遊べるので、家族でもよく遊んでおり、初めてワーカー配置(ワーカープレイスメント)ゲームを楽しんでみたいという方にもオススメです。


以上、中重量級ゲームのベスト10でした。

やっぱり大賞受賞作も多くなっちゃいましたね。

まだまた、やりこみ度が足りないものもありますので、このベスト10も、ときどき見直していこうと思います。

中軽量級のベスト10は以下にまとめていますので、ご参考までに。

ではまた。

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