世界の七不思議:デュエル(7 Wonders:Duel)【ボードゲーム紹介】

~30分

Antoine Bauza(アントワーヌ・ボーザ)
2人専用   30分   10歳~

ゲーム概要

3世代を通じて世界の七不思議を含めた建造物を建て、自文明を発展させることで勝利を目指す、2人対戦専用のゲームです。

おすすめポイント
  • 比較的短時間で濃厚な駆け引きが楽しめる
  • 場にあるカード情報で、戦略を考える
要検討ポイント
  • ルールがちょっと複雑で、きちんと理解しないと勝てない(やっぱり推奨年齢程度要です)

ドイツ年間ゲーム大賞のエキスパート部門を受賞したカードドラフトゲーム「世界の七不思議」の要素を取り入れ、2人用として巧みにデザインされた傑作ゲームです。

勝利するには3つの方法があり、3世代終了時に勝利点が高い・軍事力で相手を押し込む・科学力で圧倒する、が、あります。

基本的には手番で場のカードを1枚選んで引くだけとなります。

第1世代の配置

引いたカードは「コストを支払って建設」「売却してコインを得る」「七不思議建設」の、いずれかが選べます。

勝利点は建物や七不思議等に付与されているものと、さらに最終的に持っていたコイン3枚ごとに1点を得られます。

建設することで様々な効果を発揮する七不思議カード

軍事は赤で表現され、軍事シンボルを得ることで軍事コマを相手側に進めることができ、これを相手に最後まで押し込むことができれば、即座に勝利となります。

科学は緑で表現され、科学シンボルを6種そろえることで即座に勝利となるのと、同じシンボルを2種集めると、さまざまな追加効果がある科学力トークンをもらえます。

赤が軍事コマ、緑が科学トークン

このようにして手番を交互に進め、場のカードがなくなったら1世代が終了です。

3世代まで終了すると、ゲーム終了となり勝利点計算を行います。

終了と勝利条件

終了条件
  • 第3世代が終了する
  • どちらかのプレイヤーが軍事勝利する
  • どちらかのプレイヤーが科学勝利する
勝利条件
  • 第3世代終了時、勝利点を多く得る(文明勝利)
  • 軍事力マーカーを相手の端まで押し込む(軍事勝利)
  • 科学シンボルを6つ集める(科学勝利)

ゲームレビュー

2人対戦となったことにより、カードの取り合いや軍事・科学・勝利点の獲得の仕方がより濃厚になった感じです。

毎回、ギリギリの攻防になりますが、短い時間で現実の大国間競争のような総合戦略も行っている気分になれます。

軍事・科学勝利は簡単にはいかず、カード獲得状況や場の相手が取りそうなカードを確認しながらバランスよく対処していくことになります。

第3世代のカード配置 濃い紫はギルドカード、終了時に条件によって勝利点をもたらす

いや、2人対戦らしいゲームで、これは何度やっても面白いです。

慣れてきたら、拡張を導入することで、より多彩な戦術が取れるようになって飽きさせません。

基本セットでは、自分の手番では必ずカードを取らなければならず、相手に有利なカードを渡さざるをえない局面がありますが、拡張セットの導入でカードをめくらない他の選択肢が増えたりします。

家族と友人の感想

カイチョ
カイチョ

高いレベルでゲームバランスがとってあり、一手一手も重要ながら伏せられたカードの運もあいまって、何度もプレイしてしまいますね!ゲームの重さは中量級といった感覚ですが、時間が短めなのも良いです。

ゲーム情報

ゲームデザインAntoine Bauza (アントワーヌ・ボーザ)
Bruno Cathala(ブルーノ・カタラ)
アートワークMiguel Coimbra(ミゲル・コインブラ)
制作/販売レポ プロダクション(Repos Production)
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
受賞歴など
ゲーム名世界の七不思議:デュエル
原 題7 Wonders:Duel
プレイ人数2人専用
対象年令10歳~
プレイ時間30分
参考価格(¥)3,980円

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